「私を裏切った者がいる。ヒントを出そう。ここに3つのコップがある。これは葡萄酒だ。これは水だ。これは湯だ。」

前回と同じく、知り合いにチケットを手配してもらい、イイ席で聴くことができました。きみまろの話芸は想像通り、「その場では爆笑だが、家に帰ったら何がそんなに笑えたのか思い出せない」モノでした。しかも「結婚してから40年」を連呼し、対象が60歳前後の既婚者に限定されています。こんな話芸で満足する人がそんなに多いのか、と一人冷めていました。小朝は二席、後半の一席は「キリスト教を信心する息子」の話。これは初めて聴いた時に感激し、キリスト教追っかけ仲間のありん子にも聴かせたいと思いました。しかし、その時はウケが今ひとつで、もう二度と聴けないかもしれないとも思っていました。やはり題材がキリスト教なので、オチである「裏切ったのはユダ」を、ユダって誰?と笑えない人が多かったのでしょう。それに比べて今回はかなり反応がよく、驚きました。後から気付いたのですが、映画「パッション」がかなり話題になったので「イエス様の最後」を知る人が増え、笑える人が多かったのだと思いました。とりあえず、また聴くことができてうれしかったです。