「私」で80に惚れ直す

今回の話でなによりうれしかったのは、彼が使った一人称が「私」であること。


もちろん、彼が突然教師を辞めてしまったことを27年ぶりに釈明してくれたことにも感激しました。しかし、それ以上に「私」という言葉に感動したのです。


「マイナスエネルギーによって出現した怪獣ならば、私が倒す。」


あぁ、27年前は「僕」だったのに、今は「私」なんだ。そうだよね。今のあなたには「私」の方がいい。
勇さんの「俺」で一人称に敏感になっていた私には、彼の「私」がとてもうれしく、「これからもあなたのことを愛していける」とテレビに向かってつぶやくのでした。でも・・・声が老けたよね。


私が好きになった頃の若いあなたを見ることができる、ウルトラマン80のDVDが待ち遠しい。