適材適所の男選び

ご飯には執着がないため、


「イギリスで朝食を摂り、イタリアで昼食した後、フランスで夕食を食べる」


ほどのこだわりはありません。イギリスは行ったことがありません。イタリアは旅行で2回。朝はホテルのビュッフェでパンとチーズとハムを思いっきり食べ、昼はチェーン店のピザ屋ですませ、夜はワインさえあればカフェテラスでパスタを食べるだけ。教会めぐりを目的にしている私達には、レストランでゆっくりご飯を食べる時間はなかったからです。フランスは家庭滞在を1ヶ月ずつ2回。朝はシリアルとヨーグルト、またはラスクにジャム。昼は公園でフランスパンサンドイッチをオリーブの種に気をつけながらほおばり、夜は滞在先でご飯。こんな経験しかないため、フランスの昼ご飯に食べるサンドイッチも、イタリアの夜ご飯でパスタにワインも大好きです。そして和食のお刺身ご飯も捨てがたい。だからご飯は、和食か中華かフランス料理かイタリア料理なら気分次第です。しかし、男を選ぶときにはこだわります。


「イタリア人の彼とお茶して、ドイツ人の彼とデートして、フランス人の夫の元へかえる」です。


ドイツ人の彼は「女の子だけでこんな時間に夜道を歩いてはいけない」と言って、まだ11時なのに家まで送ってくれました。男前が多いし、背も高め。デートには最高です。ただし結婚は別。「僕が働くから女性には家にいて欲しい」と考える人が多かったためです。フランス人の彼は冗談が多いし、デートの時も用事があれば現地集合、現地解散。彼氏としてはイマイチです。けれど結婚すると、もれなく土曜日の買い物に付き合ってくれます。また「僕も働くから君も働いて」と考える人が多く、家事や子供の送り迎えも「ヒマな方がやる」という考え方。結婚するならフランス人でしょう。ただし離婚も多いので要再考。結婚してはいけないのがイタリア人。家事はしないし、失業してもサッカーを見に行くし、「この人のためなら全てを献げる」と思える人でないとただの家政婦になってしまいます。ただし、「君はきれいだ」とかお世辞はうまいので、お茶するぐらいなら楽しくつきあえるかも。