広川太一郎さん死去

3月3日に亡くなったそうです。
気品のある、ちょっと賢い二枚目といったら、広川さんでした。


最初に恋したのは18歳の時。家にあった「ラ・セーヌの星」のレコードを聴き、黒いチューリップに「こんなに私好みの人がいたなんて!!」と一目惚れならぬ一聴惚れ。


大学に行ってから、「600万ドルの男」のスティーブや、夏のラジオドラマ「怪人二十面相」での明智小五郎で更に恋。明智さんが好きになって本屋行き、原作を立ち読みしたとき、開いた3ページ目に「妻の文代」の文字を見たときはショックでした。


代表作の「007」や、アドリブ全開の彼が、本当に評価される広川さんなのでしょう。でも私にとっては、黒いチューリップや明智小五郎。彼の甘い声をいつでも思い出すことができます。


ご冥福をお祈りします。恋のトキメキをありがとうございました。