以前6節だったイザヤ書9章5節

イザヤ書9章5節の事を書くときに、英語の聖書を参考にしたら「For unto us a child is born」が6節にありました。


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聖書は何語であろうと何章何節と決まった場所は同じ言葉のはず。どうして違うの、と驚きました。そこでフランス語の聖書を見ると、日本語と同じ9章5節。


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じゃあなぜ英語だけ違うの、と立ちつくすこと1分。もしかしてと昔の日本語聖書を見てわかりました。1954年改訳では6節で、新共同訳聖書になってから5節に変わったのです。


聖書に親しむ人はお気に入りの聖句があり、「何々書の何章何節」と覚えている人も少なくありません。私が新共同訳を手に入れたとき最初にしたことは、お気に入り聖句の線引きでした。その時にはもちろん「何章何節」をたよりにマークしたので、番号の変更になった聖句があるとは思いませんでした。


ということは、フランス語の聖書は新共同訳の最新版だけれど、英語の聖書は昔の訳ということで、新しい英語の聖書を買う必要があるって事なのね。まぁ、フランス語の聖書は難しいけれど、英語の聖書は日本でも買えそうだからよかった。


記念に、昔の聖書イザヤ書9章6節

ひとりのみどりごがわれわれのために生まれた。

ひとりの男の子がわれわれに与えられた。

まつりごとはその肩にあり、

その名は、「霊妙なる議士、大能の神、

とこしえの父、平和の君」ととなえられる。


昔の聖書で学んだ私には「新共同訳には威厳がない」と批判的なのですが、ここは新共同訳の方がいいなぁ。確かに「government」は「まつりごと」だろうけど。